今年もこの季節がやってきました!|高速バス・夜行バスの運行するベイラインエクスプレス株式会社

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安全への取り組み

今年もこの季節がやってきました!

教育課の宮本です。

日増しに寒さも加わってきました。

寒くなってきたとはいえ、弊社の所在地は神奈川県川崎市なので、まだ雪の心配はさほどありません。一方、北の便りではもう既に冬本番に入っているようです。

弊社の路線には、経路上に雪が多く降る地域もございます。毎年この時期にはチェーンの巻き方の確認をする講習を行っています。

いざという時には安全、確実、かつ迅速に対応できなければなりません。

皆様が乗っている乗用車もそうでしょうが、バスも勿論のこと、道路の状況に合った運転をしなければなりません。乾燥した路面、雨が降り始めの路面、雨水が溜まった路面。そしてこれからの季節、雪の降り始め、圧雪路、凍結路と条件が悪くなる可能性が高くなります。

 

今回は、この悪条件で走行する場合の心構えちょっとしたテクニックについてご紹介したいと思います。

 

雪道での運転は、何かと不安がつきまとうものです。我々プロの乗務員も一緒です。スタッドレスタイヤを履いてさえいればいつも通り運転してOK!というのは大きな間違いだということはご承知の通り。乾いた路面と全く異なるコンディションですから、当然運転時の注意点も変わってきます。

『頭では分かっている』 レベルの基本的なことですが、だからこそ改めて意識しなければなりません。

雪道を走る前に、ちょっと思い出すべきポイントがいくつかあります。雪の降り始めや路面の状態がおかしいと感じたら、低速(30Km/h程度)の減速時にブレーキを少し強めに踏んでABSの作動を確認してみます。

停止状態から発進する際にも前後左右に人や車がいないことを確認して、どの程度のアクセル操作でスリップするかを確認します。勿論バスの乗務員はお客様が乗られておりますので、このような試しはできませんが、その辺の知識と技術、経験はありますのでご安心下さい。

皆様が乗用車で雪道を走らなければならない場合に、ご参考まで。

 

通常よりも車間距離を大きくとる!

 

乾いた道を走行する時よりも、速度を落として車間距離を大きくとることが大切です。数台前の車両の動きや、信号のタイミング、横断歩行者などに少しでも早く対応できるよう危険予知予測運転をより一層意識します。周りの交通状況も把握しておく必要があります。

 

車線変更は控えめに!

 

走行中の車線変更のほか、交差点での右左折、バス停のバスや駐車車両の追い越し、左折車回避などは、氷の轍(わだち)やセンターラインにとどまった雪があるため大変危険な状態になっています。急な車線変更や無理な追い越しは控えましょう。車線変更をしなければならない場合はいつもより長い距離を使い車線変更をしましょう。

その場合、ハンドルを切るのではなくハンドルを傾けながら車線変更を行えば自然と距離を長く使うことになりますので、より安全でスムーズな車線変更ができます。

 

交差点!

停止時のタイヤロックや発進時のスリップ、車のエンジンによる熱などで、路面の雪や氷が溶けたり凍ったりを繰り返し、交差点はツルツルに磨かれたスケートリンクのような状態になっている可能性があります。また、轍ができているところもあり、轍を乗り越える時には更に慎重にならなければなりません。

 

カーブ!

カーブの走行では、車の自重によって外に向かおうとする力(遠心力)が働きます。交差点同様、カーブの手前では直進時のうちに十分な減速をしなければなりません。特にコーナーリング中のブレーキやアクセル操作は車が不安定になります。曲がりながらの急な加速や減速はできるだけ避けて下さい。一見表面が乾いた雪に見えても、その下にアイスバーンが隠れている可能性がありますので雪の降り始めは特に要注意です。

 

坂道!

路面の滑りやすい雪道では、下り勾配の坂道が要注意です。ABSはブレーキを踏んでからの制動距離を短くする装置と思いがちですが、衝突しそうな状況で急ブレーキをかけた場合に、タイヤをロックさせず、緊急回避のためハンドル操作を行い易くするためのものです。自重が思い車両程、制動距離が長くなります。私どもが日頃使用しているバスはお客様が満席状態だと約18トンもの重さがあります。その為に車間距離は非常に大切になります。路面がアイスバーン状態の時は路肩の雪部分に片方のタイヤを乗せると停止距離が短くなる場合もありますのでご参考まで。

 

橋、陸橋の上!

橋や陸橋の上は、風を遮るものがなく、吹きさらしの状態で、地熱もなく、雪が積もっていなくても路面が凍結している可能性が大きいです。『橋や陸橋の上はアイスバーン』 だと思って、より慎重に走行しましょう。

 

日陰!

日のあたる場所は、比較的早く氷も溶けますが、日陰には氷が溶けず路面が凍っている可能性があります。日陰が続く道はより慎重な運転を心掛けて下さい。可能な限り路肩などの日陰を避けて走行することをお勧めします。

 

アクセルはゆっくり、慌てずに!

発進時のアクセルの踏み込みは、ゆっくりと慎重に。

雪道や凍結路では、急発進でなくても、ローギア状態だとタイヤに駆動力が掛かり過ぎて空転してしまうことがあります。そんな時は、AT車であれば、クリープ現象を利用して発進することをお勧めします。MT車の2速発進と同じ要領です。アクセル操作はAT,MTともに、タイヤが少し動いてから操作するくらいの余裕を持って慎重に発進して下さい。『アクセルを踏むのではなく、靴底を押す。(靴の中で足の指を動かす)』 というイメージで行うとスムーズに発進できるかと思います。私は足の親指の付け根辺りを意識して靴の中の指を動かすような感覚でアクセルに触れタイヤを少しずつ動かしながら発進動作をするようにしています。

 

靴底もタイヤも同じ現象で滑ります!

歩行者も凍った道で足を滑らして転ぶことがありますが、これは凍った路面と靴底の間に氷が溶けた水の膜ができるからです。靴底がその水の膜を排水できずに滑ってしまうのです。自動車のタイヤのスリップも同じ原理で、積雪路や凍結路では、路面の氷(個体)が溶けて水(液体)になるため、タイヤはグリップ力を失い滑りやすくなってしまいます。雨の場合は、タイヤの溝が排水してくれ、固い路面とタイヤのグリップがすぐ復活しますが、氷は車重が掛かって圧力を受けると表面が溶けるので、次々と氷が溶けて継続的に水の膜が発生してしまいます。そのためスタッドレスタイヤは路面と設置する部分のゴム自体に水を取り除く機能と、固い氷をひっかく機能を持ち合わせ、雪や氷の上でも滑らずに走行できるようになっているのです。だからといって、スタッドレスタイヤだからと過信は禁物です。

 

これからの季節、路面状況が悪化する可能性が高くなります。

お客様をより安全、快適にお運びしなければなりません。

プロの乗務員は、研修、実技訓練などを経て豊富な知識と技術を持ち合わせています。

これからもご安心してご利用して頂きたく思います。

皆さんも路面状況が悪い時に乗用車を運転しなければならないことがあるかと思います。

このようなことを参考にして頂ければ幸いです。

 

 

 

 

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